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2005年 家族でハワイ島 写真日記

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 8/6(土) ワイピオ渓谷のハイキング


   ワイコロア: 晴、 ワイピオ: 曇りのち


今日はLinaちゃんたちのハラウ(フラ教室)の勉強会がワイピオ渓谷で行われる。Toshiさんが 『みやちゃんたちも一緒に来る?谷の下では別行動になっちゃうけど。』って誘ってくれた。うわ〜、もちろん行く! 

この渓谷をハイキングできるなんて嬉しすぎ!
展望台の駐車場で待ち合わせして、そこからToshiさんの4WDに乗せてもらう。Shioneちゃんとフラのお友達とケンシン坊が後ろのシートでキャッキャして楽しそうだなあ。窓からは渓谷の底が見えてきた。川が流れ湿地が造られ、緑が深くて植物たちの息づかいが聞こえてきそう。

この間はこのへんを歩いたね
車はゆっくりゆっくり降りてくれているんだけど、ガタンゴトンとかなり揺れる。それに傾斜25度は半端じゃない坂道だ。そこをLinaちゃんは なんと歩いて下りている。しかもビーチサンダルで。お〜い、大丈夫か〜い? そのうちタロの畑も見えてきた。今日の勉強会では文化を学ぶほか、実際にタロを収穫してみんなでラウラウを作ったりするそう。

タロの畑も見えた

ガタンゴトン、車内は大揺れ

湿地と川、緑もいっぱい →大きな写真を見る
いよいよ谷の底につき、1本目の川の手前で下ろしてくれた。13:30頃ビーチで待ち合わせすることになって、念のための連絡用にトランシーバーを渡してくれた。『ありがとう〜、それじゃ行ってきます!』 『うん、また後でね♪』 


最初に滝のほうへ行ってみることにした。まずはこの川を渡らなきゃ。靴で来たのは間違いだったな。破傷風やバクテリアの感染症の心配もあるって聞くから裸足はちょっと危ないけど、仕方ないや。靴下を脱いでいたら車がザーッと川を渡っていった。あっ、これぞ名物(?)の川渡り! 今度は私たちも手を繋いで渡った。靴下を履いていたら、今度はウマがこちらに向かってカポカポ歩いてきて、そのままジャバジャバ渡っていった。この川の往来は意外に激しいんだね(笑)

車が川を渡ったあと、私たちも渡った


そしてその後には、野良ウマも渡った(笑)


谷の底の道は平坦で歩きやすい。両側に植物が生い茂って壁のようになっている。こんな深い緑に包まれていると、なんだか自分がどこにいるのか分からなくなっちゃうな。緑の服なんか着てきたら、本当に飲みこまれてしまいそう。

平坦な田舎道が続きます


人が踏み入ることのない渓谷の奥地は厚い雲がかかっていた。ヘリに乗ると上空からワイピオ渓谷の奥の奥まで全貌がきれいに見えるそうだから、いつかは乗ってみたい。

渓谷の奥


外界から遮断された谷の底は静寂の世界だとばかり思っていたけれど、そうでもないみたい。さっきの川渡りじゃないけど車の行き来もわりと頻繁で、ツアーともよく出会う。ワゴンツアーの参加者のみなさんが『ハ〜イ!』と手を振ってくれた。解説を聞きながら進むワゴンと私たちの歩くペースが同じぐらいで、この後に何度も追い越し、追い越され、お互いになんだか可笑しくてクスクス笑っちゃった。

ワゴンツアーには初めてハワイ島に来た頃に参加したっけ
赤いハイビスカスが瑞々しく咲いていました



2本目の川を渡った。ハイキングの本を持って来なかったので進むべき道がよく分からない。けれど後で読んだら、ナナウエ滝へのトレイルはこの川を渡らずに遡るそうだ。しかもここは川でなくて道路だという。上流のタロ畑から流れ出した水が溢れ出しているんだって。ってことはここを上っていけばタロの畑と出会えたんだね。

2本目の川

山肌には滝が流れている。あの滝はナアラパ滝? それともトレイルの終点にあるナナウエ滝が見えているの? せっかく来たというのに手元に何も調べるものがないっていうのは歯がゆいな〜。

これはナアラパ滝?ナナウエ滝?


今日のワイピオは曇天。時間が経つにつれ天気は悪化し、今にも雨が降り出しそうな雲行きになっている。でも、どうしてもあと少しだけ先に進みたい。しばらくすると、音もなく静かに落ちる大きな滝が現れた。これを見てみたかったんだ、ヒイラヴェ滝! ケンシン坊がもっと近くで見たいと言ったけど、今日はこれが精一杯。ここで滝見物を楽しんだ。


真っ暗い空を見て、もうさすがに奥へ進むのは諦めた。これだけ水が豊かだということはきっと土砂降りもありだよね。川が増水して渡れなくなったりしたら困るもん。それに私たち、今日はカッパを持っていない。もう要らないと思ってパパに渡してしまったのだ。

こちらはヒイラヴェ滝
大きな写真を見る


戻り始めた頃、乗馬ツアーの御一行がこちらに向かって歩いてきた。私たちは隅に避けて待っていたのに何故か後から後からウマが私たちの周りに集まってきてしまった。ひい〜っ怖いよ〜(涙) ウマの後ろに入ると蹴られると聞いたことがあるので何となく逃げながら 『蹴らないでね、それからどうかウンチを落とさないでください』と祈っていた。ガイドさんが助けてくれるまで生きた心地がしなかったなあ。
ウマの御一行が去った後、ようやくホッと一息つけた。この辺りにはグアバの実がぽとぽと落ちて甘い匂いがいっぱいだった。この他にノニやバナナ、レッドジンジャー、パパイヤなどお馴染みの植物とも顔を合わせた。

ウマの難から逃れ…あ〜よかった


振り向いたらここからもヒイラヴェ滝が見えている。うっすら霧がかかった姿は、哀しい伝説を持つこの滝にぴったりだなあと思った。
この後すぐに土砂降りになって、大きな木の下を雨宿りしながら歩いた。それでも大粒の雨が容赦なく落ちてくるので、ケンシン坊には特製カッパをプレゼントした。トイザ○スの大きなビニールに頭と手を出す穴を開けたもの。『こんなのヤダ』と言われる前に『すごくカワイイねえ♪ ママも着たいな〜』と褒めておいた。実際は…着たくない(^^;


「ビーチで1:30」の約束まであと1時間。この雨の中で1時間待つのは大変だし、ビーチまで進むよりは戻ったほうが良さそうだと思ってケンシン坊に聞く。『谷の上まで歩いて登れる?大変だけどゆっくりでいいから。』 すると『うん、頑張れる〜。』のお返事。それじゃ戻ろう。Toshiさんも『もし自力で登るようなことになっても、多分誰かが途中で車に乗せてくれるはず』と言っていたしね。


Toshiさんにトランシーバーで連絡をとった。『先に帰ってるね』と伝えたら『少し待てる?抜けられそうだから送っていくよ。』と言ってくれた。『自力で行けそうだけど…』と言いつつ、怠け心に負けお願いすることにした。
こんな雨の中でLinaちゃんたちはどうしてるのかも心配だった。でもそのまま何とか続いているらしい。実はこの数十分前、Toshiさんは転んで背中を痛めてしまったそう。『大丈夫、心配しなくていいよ。』と言ってたけど、かなり辛かったでしょう。ごめんね…。

ワイピオはたのしいね〜


Toshiさんたちが家に帰ってきたのはもう8時近かった。やっぱり背中がかなり痛そう。早く良くなるといいんだけど…。LinaちゃんとShioneちゃんが手作りラウラウをお土産に持ってきてくれて、夕飯にみんなで食べた。『クヒオグリルより美味しい』というLinaちゃんのコメントに一同ウキウキ。私にも一口ちょうだい♪ うわ〜すごく美味しいよ、ちょうどいい塩加減、そしてとろーり柔らかいんだ!
Shihoさんが『新鮮な若いタロの葉っぱを使っているし、自分たちで一生懸命作ったものだから余計に美味しいんだよね』って。ご馳走様(^^*

Linaちゃんたちの手作りラウラウ、中身の写真も撮ればよかったなあ


私たちもとうとう、明日が帰国日。Linaちゃんが『ケンシンたち、今度はちょっとしか泊まってくれなかった』と寂しそうな顔をした。Shioneちゃんも『もっといてほしい』って。望月家の子供たちはなんてカワイイことを言ってくれるんでしょう。大好き! そういえば今回も毎晩『ケンシンと一緒に寝てもいい?』って聞いてくれたっけ。ケンシン坊、優しいお姉ちゃんと可愛い弟に出会えて本当に良かったね。
それからToshiさん、今日は素敵な1日をプレゼントしてくれてありがとう!!
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