あろは村 TOPハワイ島・カヤックで遊ぼうへ戻る上陸許可の申請方法*

ハワイ島カヤックで遊ぼう/ケアラケクア湾(シュノーケル)

【個人で上陸はダメ、ツアーのみ可能】 2018年10月

●海洋保護のため、現在キャプテンクック碑は個人のカヤックでの上陸が禁止されています。許可されたツアー会社をご利用ください。
→詳細(会社名はリンク先の最下段に掲載)

●トレイルを歩く場合はキャプテンクック碑へのアクセス可能→トレイルのレポート

●下のレポートは、ツアーでカヤックに乗る際の参考にしてください。

■難易度 ★ ★ ☆ ☆ ☆
■所要時間 片道20分〜45分(天候や経験等により変わります)
■場所 コナの南部、ケアラケクア
■子連れでカヤック  ○ 下記参照
■出発地点
コナから11号線をボルケーノ方面に14マイル(約22km)ほど南下し、ます。道路脇のマイルマーカー111付近に信号のある大きな交差点があるので、「Kealakekua Bay」の標識に従い、ナポオポオ・ロードへ入ってください。(アリイドライブを道なりに南下すると、この交差点に出ます) 終点まで山道を下ります。突き当たりの黄色のゲート内が駐車場です。カヤックは桟橋からスタートします。駐車場が満車の時は右折して50mほど行った突き当りの公園に駐車できます。
→コナからの道順(Google Maps)

透明度抜群のケアラケクア湾(2010年)

■ケアラケクアでの楽しみはシュノーケル!

溶岩に囲まれたハワイ島の海は透明度が高く、楽しくシュノーケル出来る場所が沢山あります。その中でも特にお勧めなのが海洋生物保護区であるケアラケクア湾。この湾をカヤックで渡って、キャプテンクック記念碑まで行ってみましょう。

記念碑の前辺りはハワイ島随一のシュノーケルポイントになっています。透明度抜群、魚の種類も多く美しいサンゴもあるという、『とっておき』の場所です。最高の一言に尽きます。急に深くなっている場所では、吸い込まれそうなぐらいの青さでそれはそれは感動的!水中カメラを持って海の世界をのぞいてきました。



ソロイモンガラが群れる (2010年)

浅瀬のキイロハギ (2010年)

アオノメハタ(2010年)

ハナグロチョウチョウウオ(2010年)

アキレスタング(2004年)

珊瑚の海(2004年)

■キャプテン・クックとは

キャプテン・クックとはイギリス人の探検家で、ハワイを最初に発見した人物です。1779年、彼らがこの湾に船を乗り入れた時は、ちょうどマカヒキ祭が行われているところでした。信仰心の厚い住民たちは、祭りの最中に予言通り現れたクックを『ロノ(戦いと豊饒の神様)』の化身だと思い、もてなします。

その後クックは湾を出航しますが、悪天候で船が損傷してしまい戻ってきてしまいます。それが彼の運命を一転させてしまいました。『予言と違う。ロノではないのではないか』という疑問を抱かれたことをキッカケに、そして双方でいさかいも発生して、最後には住民に殺害されてしまうのです。その後、非業の死を遂げた彼を偲んで立てられたのが、このキャプテンクック記念碑です。


■おすすめの時間帯

この辺りはお昼過ぎには雲が出てくることが多いので、出発は午前中の早い時間がお勧めです。晴れていれば最高!日光に照らされて海の中もキラキラです。曇った日も悪くはないのですが、晴天に比べたら明らかに印象は劣ってしまいますね。また湾にはイルカが生息していて、朝のほうが会える確率が高いと言われています。


■カヤックの係留について


キャプテンクック碑へは経験の少ない私たちでも、片道40分程度で着くことができました。上陸する場所は記念碑から左に100mほど離れた場所です。記念碑の周りは係留できないルールとなっていますが、現在はツアー参加のみとなっていますから心配ありません。、最新のルールに則った場所へガイドさんに案内してもらえます。


■エントリー場所(泳ぐ時に海へ出入りする場所)

溶岩で囲まれた小さな入り江のようになった浅瀬がいくつもあり、海への出入りは比較的簡単だと思います。ただ足元が滑ったり、ウニがいたりするのでご注意ください(ウニは刺します)。


■子供と一緒にカヤック&シュノーケル

片道20分〜45分程度、お子さんが座っていられるかがキーポイント。シュノーケルに慣れていないお子さんは、プール用のゴーグルを持参すれば十分楽しめます。水面に顔をつけるだけで潜ったりしないようならば、ライフジャケットが一番安全で十分な機能を果たしてくれます。


2歳半の時―2004年5月
家族3人で、2人乗りカヤックに乗りました。前の席に私+子供、後ろに主人です。子供とピッタリくっついて乗ったので安心できたのか、前方の視界良好な特等席を喜び、海を見たり一緒に漕いでみたりしました。

目線が限りなく海面に近いし、海に手を入れて遊べるのも楽しかったようです。子供が体のすぐ前に座るので漕ぎにくいだろうと思っていましたが、多少気を遣ったものの普通に漕げました。まだシュノーケルは出来ないので浅瀬で上から魚を見たり、ライフジャケットを着て少し泳いだりしました。
→日記 2004年5月2日 『ケアラケクアはサイコー』


7歳(小2)の時―2009年7月
母子2人で、2人乗りカヤックに乗りました。前の席に子供、後ろに私です。今回はケンシン坊もパドルを持って一緒に漕ぎました。しかし体が小さい彼にはパドルを漕ぎ続けるのは大変だったようです。前後でパドルの連携は取れませんでしたが、行きは40分ほどで到着できました。7歳にして初めてシュノーケルを使って楽しめましたよ!海の中の美しさに感動し、夏休みの宿題の絵日記もこのことを書いていました。


8歳(小3)の時―2010年8月
家族3人で、2人乗りカヤックに乗りました。このカヤックは基本は2人乗りなのですが、前の席のすぐ後ろに小さな席があるので子供なら1人乗せることができます。今回は大人2人が漕ぎ手なのでスイスイ。天気も良く、素晴らしい海の世界を楽しめました!シュノーケルも上手になり、今年はフィン(足ひれ)も付けて泳ぐことができました。


子どもも楽しめます! (2010年)

■注意点

湾は穏やかに見えますが風が強くなると流されます。また午後になると波が高くなってくるように思います。帰路は波が荒れてきたため、2009年の時は少し酔ってしまいました。カヤックでも酔う人は意外にいるようです。


またこの周辺は溶岩の岩場です。滑りやすいので足元にはご注意下さい。そして泳いでいるとウニをよく見かけます。トゲに毒を持っていて、触ると刺されてしまいます。水深の浅い場所でもいるので、踏んだり触れたりしないように注意が必要です。足の保護のために海専用のシューズを履くと安心ですね。


■ほかの方法で行きたい?

【フェアウィンド】
お手軽に行ける人気のクルーズ船ツアーです(フェアウインド/参加経験あり)。朝から出発し、お昼は船上バーベキューで美味しいバーガーが食べられて最高!
しかし、キャプテンクック碑への上陸は許可されていません。あまり船から離れるとスタッフから注意を受ける場合があります。

【ハイキング】
ナポオポオ・ロードの入口辺りからキャプテンクック碑に続くトレイルがあります。歩いたことがありますが、運動不足の私にはかなり大変でした。標高が低いため気温が高い上、日陰もありません。また、行きが下り&帰りが上りとなるため、体力の使い方を考えながら遊ぶ必要もあります。
しかし、個人で行ってキャプテンクック碑の周辺を思う存分楽しみたいと考える方には、この方法が一番です。
→キャプテンクック碑までのハイキング詳細


ケアラケクア湾のカヤック・レポート(2010年8月版―子供8歳)

1.出発地点の桟橋
上陸に許可が必要になった今年も、桟橋はカヤックに乗る観光客で賑わっていました。

2.カヤックの準備と出航
カヤックはここから乗ります。下の2004年のレポートの時と変わりません。今年はカヤックの上げ下ろし作業をしやすいようにカーペットを敷いてありました。

3.出航
地元の方に手助けしてもらって出航しました。今日は天気も良く海も穏やか。海底が透き通ってキラキラ輝いています。ケンシン坊は今年は座っているだけなので、のん気にくつろいでいる模様(笑)

4.上陸
大人2人が漕ぎ手なので30分弱で到着。写真より左側の溶岩の入り江に上陸しました。カヤックを繋ぎ、少し中に入るとトレイルに出ます。右に進んで記念碑の近くに移動しました。

5.最高のシュノーケル日和
今日は晴れて最高のシュノーケル日和です。海中写真は上の各項目でご覧下さい。今日は湾で遊ぶ人が多くて驚きました。林の近くでは去年も今年も蚊はいませんでしたね。

6.帰路
あんなに晴れていたのに、帰りはどんより曇ってしまいました。コナ南部はこのパターンが多いです。波が出てきましたが20分で到着。


ケアラケクア湾のカヤック・レポート(2004年5月版―子供2歳)

1.駐車場に到着
30台ぐらいは駐車スペースがありそうです。

2.出発はこの桟橋から
車を桟橋に持って行きます。パパと2人で車からカヤックを下ろしました。持っていく荷物をまとめて準備は万端。車は駐車場に戻しに行きます。

3.いよいよカヤックに乗ります
桟橋に階段があり、3段下りた所が発着場所です。海面までの高さはこの時は60〜70cm程度。2人乗りカヤックに3人が乗り込みました。前後に荷物をくくりつけて出発!

4.振り返るとこんな景色
久しぶりのカヤックは気分爽快。今日はわりと穏やかです。振り返ると桟橋が小さく見えました。怖がるかと思っていたケンシン坊は喜んでしっかり座っています。これなら行けるぞ!

5.漕ぐのが楽しい
中間ぐらいまで来ました。曇り空といえど海の青さの違いがハッキリ分かります。まさに究極のブルー!時々ケンシン坊と一緒に漕いだりしました。カヤックは自転車と同じ。久々でも感覚が掴めます。

6.上陸
少し追い風も手伝って40分ぐらいで到着!碑のすぐ横には係留できないので、左側の溶岩の岸へ上陸しました。流されないようにカヤックを繋ぎます。すぐ後ろに林があるので蚊がいます。

7.キャプテンクック碑
この碑を下から見上げられるのはココへ来た人だけの特権です。木の茂みをかき分けてトレイルに出ると、キャプテンクックの碑は湾を望むように今日も静かに立っていました。

[掲載情報: 2000年2月、2004年5月、2009年7月、2010年8月]
[最終更新: 2018年11月]


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