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ハワイ島のハイキング/1871トレイル

■難易度 ★ ★ ☆ ☆ ☆
■往復  約 2.0マイル( 約3.2 km )
■所要時間  往復約2時間 (遊びの時間は含まず)
■幼児連れハイキング ○ 下記参照
■出発地点
コナの南部、プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園内。ビジターセンター脇の未舗装道路を少し歩くと左側に『1871 Trail』と書かれた標識があります。未舗装道路をさらに進むとピクニックエリアがあり、その先からはコースタル・トレイルが続いています。この2つのコースは途中で合流します。

アラハカ・ランプは石畳の坂 (子供/2歳5ヶ月)

プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園を始点とした、今は無きキイラエ・ビレッジに通じるというトレイル。キイラエ・ビレッジはかつては漁村として栄えた村で、ここへ行くにはカヌーで海を渡るか狭い小道を通っていくか、どちらかの方法しかありませんでした。しかし、このトレイルが出来たことによって村へのアクセスは改善され、物資などを運ぶために馬に乗った人が往来するようになったそうです。名前につく『1871』は1871年を表しており、今も当時のまま残されているといいます。

入り組んだ美しい海岸線を眺めながら歩けるのも、このコースの魅力の1つでしょう。アップダウンはなく全体的に歩きやすいとは思いますが、所々溶岩がゴツゴツしているので気をつけて下さい。1871トレイルではヘイアウ(昔の神殿)の横を通ったり、溶岩を積んで作られた石垣を見ることが出来ます。背の低い林からは鳥の鳴き声が心地よく響いていました。

木陰がないし低木の林が風を遮るので、蒸し暑いのが難点かな。飲み物は多めに用意されたほうが良いと思います。午後から雲が出やすいと言われる地域ですので午前中がお勧めかも。でもサンセットもきれいでしたよ。ビジターセンターではトレイルの日本語の案内書を貸してくれるそうです。

アラハカ・ランプ(坂)の途中にラバチューブ(溶岩トンネル)があります。以前は自由に出入りすることが出来たのですが、崩落の危険があるため2005年2月以降は中へ入ることが出来なくなっています。下のレポートは2004年5月のものを、参考までに掲載しました。

★プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園
■開門時間 月〜木、土日祝 6:00〜20:00 金 6:00〜23:00
■料金 車1台につき$5で1週間有効。 ボルケーノ、ハレアカラと共通の1年間有効パス$25もあり。
■電話 808-328-2288
http://www.nps.gov/puho/


子供と一緒に歩く

ほぼフラットで歩きやすいトレイルです。日陰がなく、地面からの照り返しもあって暑いので、水と帽子と日焼け止めは必須。
コースタルトレイルのほうは滑らかな溶岩に白い砂が混じったような感じの道が続き足場も悪くないので、2歳の子供でもわりと安心して歩かせることができました。ピクニックエリアに近いほうでは海辺に潮溜まりができているので、磯遊びも出来ます。
1871トレイルのほうは、所々溶岩が表面に出ていてゴツゴツした箇所があるのでご注意ください。特に小さいお子さんは転びやすいので、怪我の予防に長いズボンを履くことをお勧めします。

2歳時にはコースタルトレイルから歩き始め、アラハカ・ランプまで行って折り返し、帰りは1871トレイルでビジターセンターまで戻り、約1時間でした。この時は所々で”しょいこ”を使用しています。4歳の時は問題なく自分で歩き、完歩できました。

▼トレイルを歩いた日の日記
2004年5月3日 『ホナウナウのトンネル探検』
2006年4月1日 『サウス・コナでの1日』


◆時間の目安と見える景色◆ ※時間はストップウォッチ形式に表示します (単位は分)

▼ルート/行きは1871トレイルを終点まで歩き、帰りはコースタルトレイルを経由して戻る
▼掲載した写真は初回(2004年5月)と2回目(2006年4月)に歩いたものが混ざっています
▼4歳の時のレポートです

0:00
歴史公園の駐車場に車を止めて出発。ピクニックエリアへ続く未舗装道路に入ります。ピクニックエリアまでは普通車でも問題なく走ることが出来ます。
0:03 1871トレイルの入口サイン
少し歩くと左手に「1871 Trail」と書かれた案内板が現れます。これが入口のサインです。以前は小さなサインしかなかったので分かりづらかったけど、これなら見落とすことはないでしょう。
0:10
溶岩混じりの道を歩いていきます。途中でヘイアウ(神殿)の横も通りますが、ヘイアウには立入禁止となっているので眺めるだけ。
トレイルは真っ直ぐ続くのでずっと先のほうまで見えています。現在のような便利な工具がなかったのに、昔の人はよくこんな溶岩台地を切り拓いて道を作ったものだなあと感心しますね。
0:17 コースタルトレイルとの分岐点
分岐点に来ました。この写真は振り返って撮影しているので、写っている道が今歩いてきた道です。そのまま直進してキイラエ・ビレッジに向かいます。
0:30 アラハカ・ランプ
前方に石畳のような坂道が現れました。アラハカ・ランプと呼ばれる坂です。ページトップにある大きな写真はこの坂で撮影したものです。
0:31 ラバチューブ
坂を少し登っていくと、左側にラバチューブがあります。入口には飛び込み禁止マークが付いてます。飛び込む人がいたのでしょうか…、こわいなぁ。
※2005年2月16日以降、ラバチューブは通行禁止です
※ラバチューブ内のレポートは2004年のもの
トンネルの天井は低く、真っ暗です。かがみながら少し進んだら、こんな出口が見つかりました。帰りはすっかり目が慣れて内部もよく見えます。天井には溶岩がしたたった跡が無数にありました。
0:45 キイラエ・ビレッジの辺り
坂を上りきると海岸線を見渡せます。とてもいい眺め!この先もトレイルは海沿いに続いています。キイラエ・ビレッジ(昔の漁村跡)は写真の辺り?ビジターセンターで案内書を借りれば良かったなあ。
0:50 南の境界線
ゲートが見えたら、そこが国立公園の境界線。トレイルの終点です。ケンシン坊のおやつタイムで少し休憩した後、来た道を引き返しました。
1:25 コースタルトレイルとの分岐点
先ほどの分岐点まで戻ってきました。帰りはコースタル・トレイルを通ろうということで、ピクニックエリア方向へ左折します。
1:30
溶岩と砂が混ざったような道が続きます。コースタルトレイルは白い砂と緑のコントラストがきれいでした。
1:35
緑鮮やかなナウパカが印象的です。足元は白い砂、ビーチの延長といった感じ。ここで20分ほどお遊びタイム。ケンシン坊は枯れ葉を持ってお絵かきしています。海の潮溜まりでも遊んできました。
1:57 コースタルトレイルの入口サイン
コースタルトレイルの入口にはこんな案内板が立てられています。
2004年には入口に何のサインもなくトレイル名も特になかったようですが、立派な案内板もできて名前も付けてもらって(そのまんまな名前だけど・笑)良かったですね。こんなのが立つと急に国立公園らしく感じます。
2:00 ピクニックエリアの駐車場
ピクニックエリアには広い駐車場があります。トイレも完備されています。この先を進むとGreat Wallという、溶岩の石を規則的に並べた石垣のようなものが見えてきます。この石垣は歴史公園内に仕切りのように作られています。
2:15 歴史公園のヘイアウ(神殿)
歴史公園に戻ってきました。日没間近のヘイアウはとても静かで厳かな感じがします。ティキ像や復元エリアを見学しながら、サンセットを迎えました。きれいでしたよ♪2時間ちょっとの楽しい散歩でした。
[2004年4月、2006年3月]



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