ハワイ島のハイキング／プウ ロア トレイル（ペトログリフ）

片道約1マイルを歩きペトログリフ群を見に行くコースです。このペトログリフ群はハワイで最も有名なものとされているようです。ペトログリフというのは昔のハワイアンたちが溶岩に彫った絵のことで、彼らの当時の生活と密接な関わりを持っていました。例えば、新生児の”へその緒”を円形に彫られた絵の真ん中に置いて長生きするようにと祈ったり、個人や家族の大切な出来事などを記したり、ゲームをするためのものだったり、当時はペトログリフが重要なコミュニケーション手段の1つだったようです。

ペトログリフ群はトレイルの終点にあるのですが、周囲をぐるりと木道で囲まれて保護されており、木道から降りることは禁止されています。また、いたずら書きや傷をつけることも勿論禁止されています。
それから、火山ガスが付近に漂っている場合は歩くのを諦めるようにとトレッキングの本に書かれていますのでご注意ください。現在も活発に活動中のプウオオ火口から流れ出る溶岩で、いつかはこのペトログリフ群も溶岩の下に埋もれてしまう時が来るのかもしれません。そうなる前にまた行ってみたいな。

子供と一緒に歩く

トレイルは滑らかな溶岩（パホエホエ溶岩と呼ばれています）に砂が混じったような感じで、アップダウンもなく歩きやすいと思います。2歳5ヶ月の子供を連れて歩きましたが、自分の足でほとんど完歩できました。
ボルケーノ地区を歩く場合は特になんですが、長いズボンを履かせたほうが安心です。滑らかな溶岩と言ってもツルツルではないので転べばケガをしてしまいます。このトレイルには溶岩の鋭いカケラはあまり落ちていませんでしたが、念のためバンドエイドなども持ち歩いたほうがいいかも。日陰が全くなく暑いので晴れていれば帽子は必須、飲み水を多めに持っていかれることをお勧めします。

■参考
→ハワイ島 キラウエア火山の観光ガイド
→ハワイ島 キラウエア火山の観光計画
→旅行記　2004年4月29日　『ペトログリフを見に行こう』

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駐車スペースに車を止めてスタートです。ケンシン坊の長いパンツを忘れてしまったので、仕方なくかっぱを着せました。通気性のある素材だけどやっぱり暑そう(^^；

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それほど道がゴツゴツしていないので歩きやすいです。写真左の黒いものがケルンです。溶岩を積み重ねたもので、これを道しるべに進みます。

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トレイルは、右手に海、左手にホーレイパリ（溶岩が流れ落ちた跡で絶壁）のなかなかいい眺めです。ケンシン坊がよそ見をしています。ちゃんと前を見ないと転ぶよ〜。

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歩いていると溶岩のいろんな形に出会います。ここはシワシワになっている所。周りにはオヒアが真っ赤な花をつけていました。

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ペトログリフの柵が見えてきました。あともう少し！坊はちょっとだけ肩車してもらってます。

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到着です。こんな溶岩平原の中に、急に立派な木道が現れるのが不思議な感じ。1周150ｍぐらいはあるかも。大きいです。

木道の中には無数のペトログリフがありました。様々な絵が描かれていて、見ていくのが面白いです。この絵のひとつひとつに意味があるんですよね。人の絵は家族のイベントや家系を表現しているそうです。