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ハワイ島のハイキング/プアコ ペトログリフ トレイル

■難易度 ★ ☆ ☆ ☆ ☆
■往復 1.5マイル (2.4km)
■所要時間 1時間15分 ※見学時間も含みます
■幼児連れハイキング ○ 下記参照
■出発地点
コナから29マイル(約1時間)。19号線をコハラコースト方面に走ったマウナ・ラニ・リゾート内。フェアモント・オーキッド・ハワイ(ホテル)の入口を右に曲がり、突きあたりのホロホロカイビーチパークの駐車場からスタート。入口には看板があります。


終点にあるペトログリフ群

プアコにある大規模なペトログリフ群を見に行くコースです。トレイルの入口には『Malama Trail』というサインも立っていたので別名があるみたいですね。ペトログリフというのはパホエホエと呼ばれる滑らかな溶岩の上に昔のハワイアンたちが彫った絵のことです。当時の彼らの生活における重要なコミュニケーションのひとつだったようで、描かれた絵にはそれぞれ意味があります。人間の絵がかなり多く見られますが、これは家系図などを現しているそうです。ここで見るペトログリフは他の地区で見られるものよりシンプルな形が多く、より古い時代のものとされているようですね。

トレイルは乾燥して少しホコリっぽく、木(キアヴェ)のトンネルをくぐりながら続いていきます。この林は2月に歩いたときは落葉して枯れ木のようでしたが、5月には青々とした葉が上のほうだけついていました。景色は単調。周囲を柵と低い壁で保護されたペトログリフ群はトレイルの終点にあります。周りを1周することも出来るようになっています。古代の息吹が感じられるような気がしました。

子供と一緒に歩く

子供が2歳半の時に歩きました。蚊もいなかったし、下草もなく、ほぼフラットなトレイルです。足元はほこりっぽい赤土のような道に所々ゴツゴツした溶岩が混じりますが歩きやすいと思います。小さな子供はよく転ぶので歩くなら長いパンツをはいたほうが安心かな。
トレイルはほとんど林の中を通るので、曇っていると薄暗いです。林の感じは魔法使いのおばあさんでも住んでいそうなちょっと不気味な雰囲気なので、嫌がるお子さんがいるかもしれません(笑) 景色が単調で飽きてきそうだったので、子供にはおやつを持って出かけました。距離はそれほど長くないけれど、帽子とお水も忘れずに。トイレは出発地点の駐車場にあります。

また、ここでは拓本(布や紙にペトログリフの模様を写し取る)ができます。トレイルをほんの少し進むとペトログリフが彫られた石の板が何枚も置かれている所があります。これが何のために置かれているのか考えたこともなかったのですが、拓本用の複製なんだそうです。お子さん連れの方、クレヨンと布を持参してやってみてはいかがでしょうか。キングスショップのレイデー(5/1)のイベントでもペトログリフの拓本コーナーがありましたし、少し地味ですが良いアクティビティーかもしれません。

▼トレイルを歩いた日の日記
2004年5月5日 『ハプニングな1日』
◆時間の目安と見える景色◆ ※時間はストップウォッチ形式に表示します (単位は分)
0:00
ビーチパークの駐車場に車を止めて出発。『Malama Trail』という看板やペトログリフについての説明があります。トレイルの最初は舗装された道。暑い!
0:04
少し歩くと複製されたペトログリフが置かれている場所に出ます。ここが上で紹介した拓本エリア。拓本しないまでも触ってみるのもいいかも。(後で見る本物は触っちゃいけません)ここを過ぎるといよいよ林へ突入です。
0:10
周囲はくねくねと曲がり絡まりあう幹が特徴の木が生い茂っています。この日は晴れて暑かったので、ケンシン坊は休憩ばかり。太陽が差し込むので蒸し暑い感じです。
0:28
林は途切れることなく続きます。途中、海とか山とか見えればいいんだけど見えません(^^; ずっとこんな感じです。 
0:30
到着です!目の前に広がる茶色の溶岩の上にはペトログリフが無数に刻まれています。真ん中辺りのものを見るなら双眼鏡があるといいですね。静かな空気が流れるいい所でした。帰りは来た道を戻ります。
[2000年2月、2004年5月]



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