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2006〜2007年 年越しハワイ島 子連れ旅行記



1/4(木) 「ホノカアの日系おじいちゃん」


ホノカアの宿をチェックアウト

今朝もニワトリくんがコッコ、コッコと鳴きながらやってきました。「待ってました」とばかりにケンシン坊がパンを持ってラナイに出ます。勇ましく飛び出したわりに逃げ腰なのが可笑しかったですね。


両者、微妙な距離感を保っております

今日はいよいよチェックアウトです。蚊の大群に追いかけられながら部屋に入ったことも、今となっては思い出のひとつ。あふれるような緑に囲まれ自然と同調できるこのコテージでの生活は、人間が本来持つ感性を研いでくれたような気がします。
→『ルアナ・オラ・B&Bコテージ』の宿泊レポート


ルアナ・オラ・B&Bコテージ

ホノカアでの温かいヒトコマ

ホノカアを出る前に、友達のなったんが前回寄ったというTシャツ屋さんに行ってみることにしました。Tさんという日系のおじいちゃんがいるそうです。


Tさんの服屋さん

お店に入るとTさんと思われるおじいちゃんがいらっしゃいました。
『こんにちは。もしかしたら…Tさんですか?』日本語で話しかけてみました。すると
『あれー、何で名前を知っとるの?』と嬉しそうな顔で答えてくれました。
『友達がこの前お店に寄って、Tさんと少しお話したそうなんですよ。』
『へえー、誰?ヒロの○○さん?』
『いえいえ、日本に住んでいる私の友達です。』

それをキッカケに色んなお話をしてくれました。
『近鉄はまだある?』
『近鉄? はい、まだちゃんと走っています。』
Tさんは嬉しそうな笑顔で店の奥から何かを持ってきてくれました。それは若い頃の彼が野球をしている写真でした。
『50年前にね、ボクは近鉄の選手だったんだ。』
『ええー!?すごい!!』
近鉄時代にもらったというカップも見せてくれました。
『これは何て書いてあるの?読めないんだ。』とカップの台座を指差しました。
『わあ、打撃2位って書いてありますよ。すごいバッターだったんじゃないですか!』

ご両親は日本の方だったようで、日本語が上手ですが漢字はさすがに読めないようでした。Tさんは近鉄で初めての外国人助っ人として入団したそうです。ホノカアにそんなスーパーおじいちゃんがいたなんてすごいです!

服屋さんなので、記念にケンシン坊のTシャツを買うことにしました。ちょうどHONOKAAと入った可愛いカメさんの絵柄があったので、これに決定。車でパパと待っている彼を呼びに行こうとすると、『サイズを合わせておいで』と、Tシャツと傘を渡してくれました。
ケンシン坊をお店に連れて行くと、飴をいただいたりお土産にみかんを10個も持たせてくれたり。優しい雨が降り続く中、温かい時間が流れていきました。


優しい雨の降るホノカアが大好き

ワイコロアのマミーの家へ

のんびりとした午前中を過ごし、お昼ご飯はワイメアのヨンズ・カルビに行きました。パパは大好きな揚げ餃子の入ったセット、私もお決まりのオックステールスープ。生姜入りのスープは体がホカホカして、ワイメアの寒さにもぴったりです。
→『ヨンズ・カルビ』のレストラン・レポート

ご飯の後はワイコロアビレッジの仲良し家族、Toshiさんの家(アロハブリーズ)へ向かいます。ケンシン坊が一番のお楽しみにしている通称「マミーの家」です。ただいま〜と家に着くと、カイカイが一番乗りで飛び出してきました。
『ケンシンは?ケンシンどこー?』
朝からずっと待っていてくれたんだって。嬉しいね! りなちゃん、しおねちゃんも続いてお出迎えしてくれました。今日からまた5泊お世話になります。学校もお休みだし、いっぱい遊ぼうね!

夕飯はShihoさんが手料理をご馳走してくれました。美味しい&楽しい時間でした。
→『アロハブリーズ』の宿泊レポート



ケンシン坊の”えにっき” 1月4日

『きのう てぃいしゃつを かいました。あめちゃんも2こくれたよ。』

Tさんの服屋さんですね。軒に掛けられたTシャツを描いたそうです。ホノカアに寄ったらまた会いに行ってみようと思います。元気で長生きしてもらいたいなあ。





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