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2006 ハワイ島旅行記 〜3世代で行くハワイ島〜

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 3/26(日) グリーンサンドビーチに挑戦

サウスポイントまでの道のり

父のリクエストで今日はグリーンサンドビーチに行くことになりました。私もずっと行ってみたかったんです!でも、ちょっと心配なのがケンシン坊。ガイドブックによれば往復10km。この大きな壁を乗り越える勇気がなく、今まで行けませんでした。でも今日は大人が3人いるし、「まあ、とりあえず歩いてみて無理なら戻ってこよう。」ということになりました。本当に片道5kmもあるのかなあ。手持ちの地図で測ってみると4kmぐらいです。

朝のお散歩のあと9時頃ホテルを出発しました。2時間ぐらいで到着するつもりが、プナルウ・ベイクショップやパハラのTEXでランチを買っていたら、サウスポイント・ロードに入る時点でもう11時半を過ぎてしまいました。
初めて走るサウスポイント・ロードは牧草地が広がる気持ちのよい場所で、ドライブも快適です。道の傍らには『いつも強風ばかり吹いてるから、こんな姿になっちゃったよ。』と語っていそうな木も立っています。フィーンフィーンと回っている風車の写真を撮っていたら、お友達から電話がありました。「ワイコロアに帰ったら遊ぼうね。」とお約束。楽しみなことがいっぱいある旅です。

草原トレイルは花盛り


駐車場について少し腹ごしらえをしてから、いよいよ出発です。強い向かい風と闘いつつ、海岸線を歩いたり内陸側へ入ったりしながら、なだらかなアップダウンを超えて行きます。周囲は海と草原が広がるダイナミックなパノラマビュー!背丈の低い植物たちが小さな花を可憐に咲かせていて、お花畑のようです。ケンシン坊はハオレ・コア(たぶん)のボンボンみたいな花が気に入ったようで、『見て見て。ここにもあったー!』と探しながら楽しそうに歩いています。

日曜日のせいか、4WDが何台も走って行きました。道はあちこちで分岐していて、その選択によってはビーチまでの距離も変わってきそうです。1時間ほど歩いて、やっとグリーンサンドビーチの片鱗が見えてきました。と言っても、まだずーっと先です。「遠いなぁ」という不安はそれぞれ胸に秘めていたようで、まず父が最初に『どうする?』と切り出してきました。今のところケンシン坊は頑張っています。しばらく悩んで、進むことに決めました。坊が歩けなくなったら私がおんぶするつもり。なんとか帰って来られるでしょう。

グリーンサンドビーチへ到着

それから更に歩くこと35分、ようやくグリーンサンドビーチを見下ろす場所までやってきました。ガイドブックで見たあの景色が目の前にあります!とうとうこの地に足を踏み入れたことが嬉しくて嬉しくて、声が裏返っちゃいそう。ビーチまで降りてすぐ砂を手に取りました。渋い緑色の砂がかなり混じっています。細かい粒子の砂がサラサラと手からこぼれ落ちていきました。見ると両親とケンシン坊も同じことをしています。
ケンシン坊がおやつにマラサダを食べていたら、ローカルの方のワンコが「それ、ちょうだい。」とやって来ました。こんなところにお散歩に連れてきてもらえるなんて、贅沢なワンコだなあ。

着いた時間が2時半だったので、少し遊んでから後ろ髪を引かれる思いで出発しました。帰りは休憩を挟みながら約2時間。駐車場の50mほど手前でケンシン坊が転んで手を擦りむき、『もう歩けないー』とワンワン大泣きしたけど、なんとか最後まで自分の足で完歩できました。ほんとよく頑張ったね!
→『グリーンサンドビーチ』のトレイル詳細


 カラエ岬/サウスポイント

もう5時半だけど、せっかくなのでアメリカの最南端「カラエ岬」に寄ってみました。さすがは釣りのメッカ、この時間でも竿を出している人が何人かいます。櫓が何台もあるということは、ここではそれだけ大きな魚が沢山上がるということなんでしょうね。古代に使われたカヌーをつなぐための穴というのも見つけました。海岸線は崖が入り組んで草原の緑と重なってとてもきれいです。晴れていたら、もっともっといい景色に写るんだろうな。残念!

帰りにナアレフのハナホウで夕飯を食べ、ヒロに戻ったのは9時でした。途中で眠くて仕方なくなり、自分で頭を殴りながら(叩くぐらいじゃダメ)帰りました。とても大変だったけれど、今日は思い出に残るとても良い日になったなあ。

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