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※赤い線は今日移動したところ
16日目 さよならハワイ島  之巻

3/5(金)→3/6(土)  天気:曇り

ピピッ、ピピッ…。
携帯にセットしたアラームが鳴る。まだ5時過ぎ。私はぼけ〜っと目を覚ました。目覚まし時計をセットしたのはここに来て初めてのことだ。そういえば今日帰るんだよな〜とおもむろに考える。着替えてパッキングしなくちゃなあ。ゴソゴソと身支度を整えて、5時半ぐらいにリビングに行ってみた。もうToshiさんも起きてるはずだよね。

「おはようございまーす」
「おはよ! ちゃんと起きられたじゃん(笑)」
「それが時間を間違えてて乗るのは10時前の便でした、ハハハ…」
「え〜(驚)」

それから出勤前の少しの時間お話をして、Shihoさんとお見送り。ケンシン坊はまだ寝ていたので大好きなToshiさんにバイバイできないのが、ちょっと可哀想だけどママが代わりにちゃんとお別れしとくからね。Toshiさん、色んな所に連れてってくれたり楽しい思い出をいっぱい作らせてもらってありがとうございました!! そしてGWの再訪を誓ってお別れした。
子供たちもしばらくして起きてきた。何をするにも何だかセンチメンタルな気分になっちゃう帰国日。外を見ると、真っ赤に朝焼けした空に浮かぶマウナケアがとてもきれい。


朝焼けに染まるワイコロアビレッジ

最後の朝食をいただき、そろそろ坊を起こさなきゃいけない時間だ。無理に起こされてちょっと機嫌の悪いケンシン坊。でもLinaちゃんとShioneちゃんのおかげで何とかスッキリ目覚めることができた。朝食を食べさせ、バタバタと急いで荷物を詰め込む。そしてやっと7時過ぎ、全部の支度を終えた。車に荷物を積み、出発の準備が整う。みんながお見送りに出てきてくれた。

「Shihoさん、Linaちゃん、Shioneちゃん、すごく楽しかった!
ご飯も毎日美味しかったよ!
ここに泊まらせてもらえてホントに良かった!ありがとう!!」

ケンシン坊も私もみんなとハグハグして、また絶対4月に来るからと子供たちにも誓う。エンジンをかけて窓を開け、みんなに手を振る。それでは…本当にお世話になりました、ありがとうございました!!
みんなは私たちの姿が見えなくなるまで手を振り続けてくれていた。ああ、なんだかとても切ないなぁ(涙) 望月家には半月も滞在して家族みたいなそんな気持ちになっていたから…。でもまたあと2ヶ月すればきっとここへ戻って来られるよね。

空港へは約30分で到着し、レンタカーの返却もスムーズに終わる。この旅で車が走った距離は950マイル、約1,500kmだった。思った以上に走っているんだなぁ。チェックインカウンターへは予定通り8時すぎには並ぶことができた。ケンシン坊が飛行機を見るというので一緒に見て時間を潰す。そのうちやっとゲートが開き、飛行機に乗る。飛行機のエンジンがかかり、滑走路へと動き始める。そして轟音と共に離陸。眼下に広がるハワイ島の景色。

「さよならハワイ島、またすぐに来るからね!バイバイ!」

と、ケンシン坊と一緒に手を振る。あれだけ大きく果てしないハワイ島があっという間に小さくなり、雲の中に消えていく。そして完全に見えなくなったとき、今回の旅行が終わったような気がした。
しばらくしてホノルル空港に到着した。実際の旅行はここから日本まであと何時間もあるんだよね。日本への乗り継ぎ時間は約3時間。そうそう、ケンシン坊、ラパーツのアイス食べようよ。

ああ、おいし♪ 数ある中でも、どうしても選んじゃうのがコナコーヒー味。今回の旅行を終えて「カウアイには当分行けそうもない」ことを実感した私。ならばアイスを食べてカウアイを思い出そう。


この飛行機に乗って家に帰るのだ。

島内線からの乗り継ぎで来た私たち、まだ搭乗券を発券してもらっていない。搭乗時刻まで1時間を切った頃、手続きをしてもらった。今日は満席だというアナウンスが流れる。隣が空席だというラッキーも絶対ないわけね。
搭乗ゲートに並ぶ長い列に私たちも加わり、ぞろぞろと飛行機に乗る。通路から2席取った私たちの奥に、同じぐらいの年齢かなと思われる女性が座られた。
ケンシン坊、お利口にしててね。シートベルトサインが付き、飛行機はホノルルを飛び立った。眼下に広がるダウンタウンやワイキキビーチ。都会だなぁ…。この高層ビル群を見たら、なんだかため息がでてしまった。他の島はこんな姿になりませんように。

ケンシン坊はしばらくミニカーで遊んだ後、ご飯を食べてぐずることもなくお昼寝し始めた。お陰で私もウトウト。飛行機の振動が良かったのか、坊は3時間ぐらいぐっすり寝た。そしてスッキリお目覚め。時々飽きて席に立ち上がったりしたけど、おおむねお利口にできた。ただ困ったのがリゾッチャ・ビンゴだ。私にとっては帰国便の最高のお楽しみだっていうのに、坊はもらったビンゴの紙に所構わず穴を開けまくる。ちょっとー、自分のだけにしなさいよ(怒)

眼下には日本の大地が見えてきた。まもなくして飛行機は無事着陸した。母子のハワイ島旅行。行ってみるまではどうなるか分からないと思っていたのに、終わってみれば今までしてきた旅行の中でも最も楽しい旅となったような気がする。「何でも自分でやって出来ないことはない」という子育てへの自信もついたような気がする。勿論、Toshiさんたちの助けなしではここまで楽しめなかったけれど!

ケンシン坊、パパが空港までお迎えに来てくれてるんだよ。急ごう。
そして出てきた私たちをパパがお出迎えしてくれた。そしてコートを渡される。ああ、そうだ。日本は寒いんだよ。

「留守中、それにお迎えありがとう!
 あ、そうそう。ゴールデンウイークはハワイ島に行くことになったんだよ。
 変更手数料、かなりかかるけどよろしくね♪」
「へ!?」

と、驚くパパ。何がどうしちゃったんだ?という顔だ。
この楽しい旅行はこうして幕を閉じました。 



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