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※赤い線は今日移動したところ
14日目 クリニック見学会  之巻

3/3(水) 天気:曇り

ここのところ夜は雨が降ったりするので窓を閉めて寝る日が続いている。暑いので天井のファンを付けっぱなしで寝ていたら、ケンシン坊の鼻がズルズルになってしまった。どうやら風邪をひかせてしまったようだ。きのうも同じ症状だったので念のため持ってきた薬を飲ませたけれど、良くなる兆しが見えてこない。あさって帰国で飛行機に乗るのに中耳炎にでもなったら困るなあ。時間もあるし病院に連れて行ってみようかな…?

Shihoさんにも相談してやっぱり連れて行くことにした。こういうことは初めてなので保険会社からもらった小冊子をよく読んでみる。一番近くの提携クリニックはワイメアのようだ。ドキドキしながら電話をかけてみる。「いまハワイ島にいて、子供が風邪をひいて…」と説明する私。係りの人は「それではご自分でお近くのクリニックに電話して予約をとってから、直接行って下さい」と言って電話を切った。

えー、自分で電話予約だって!? 不親切きわまりないじゃん。
どうだった?と聞いてくれたShihoさんに説明すると、ワイメアのクリニックに電話して予約が取れるか聞いてみてくれると言う。ああ、Shihoさんが天使のようだ。
その後すぐに電話してくれたんだけど、病院のほうではこの保険会社は扱っていないようで予約は請けてもらえなかった。どういうこと…? 2人で顔を見合わせる。

再度、保険会社に問い合わせてみることになり、Shihoさんがどうも納得できない経緯を電話してくれた。そしたら何ということだろう。「こちらからクリニックのほうに予約を入れますので、お時間は再度ご連絡します。」とのこと。しかもそれが通常の業務のようだ。
その後すぐに電話が来て、予約の時間は1:45、クリニックのほうへ書類記入方法などもFAXしておくので、病院で必要事項を記入して下さいとのこと。さっき電話に出た人は何なのさ。雲泥の差じゃないの、プンプンッ。

ワイメアでご飯を食べながら行くことにした。今日はマハズ・カフェに行ってみようかな。ワイコロアビレッジからワイメアまでは車でちょうど20分。景色のいい平原を走るから今日も気持ちいいドライブだ。
ワイメアセンターに着いてみると、マハズカフェは定休日だって。ショック〜。火水が連休だ。すっかりここで食べる気満々だったので、休みだった場合は全く考えてなかった。そのままワイメアセンターをブラブラしながら、ここでいいかと入ったのが一番隅にあるカムエラ・デリ。ここでロコモコ($3.55)とマヒマヒバーガー($2.85)とドリンクを注文。


今日のランチはこれなんだけど…

しかしこれは…。うーん…。味が濃くてロコモコは途中でギブアップ。マヒマヒバーガーはケンシン坊に買ったんだけど、こちらは良かったみたいで全部たいらげた。

そろそろ30分前になる。クリニックに行ってみよう。英語は苦手だし、どうなることやらドキドキ。そしてドアをそっと押して入ってみた。初めて覗いたハワイの病院。病院ていうよりオフィスみたい。受付の人は電話のオペレーターみたい。頭にマイク付けてるし。

「Hi、あなたがケンシンね?」

と、声をかけられホッとする。そして書類を4〜5枚ぐらい渡され、必要事項を記入した。これは電話で聞いたとおり記入方法のサンプルが届いていたから、それほど大変ではなかった。子供の遊び道具が置いてあってケンシン坊が喜んでる。彼はしょっちゅう風邪をひいて病院に行くので、病院慣れしている。いつも自分から診察の椅子に乗り、お腹を出して、口を開ける。今日の診察もきっと困ることはないだろう。


パーカーランチセンターの一角にあるクリニック

しばらくして名前を呼ばれ、体重や身長を測る。そして症状を聞かれ、最後に診察室に通された。まだ新しそうな機械類がいっぱい並んで、その横には電動のベッド。なんだかすごい。坊も物珍しいようでキョロキョロしている。しばらくして先生が来た。日系の方みたいね。そしてすごくやさしい話し方をする感じのいい先生だ。診察はどんなことをするんだろう?
問診のあと、聴診器をあてて喉を見て、お腹を触って、最後に耳の中を見てくれた。日本と同じだった。

「耳もきれいだし大丈夫、飛行機にも乗れますよ。
今日は抗生物質は出しません。
水をいっぱい飲ませてね。もし熱が出たら解熱剤を飲んでね。」

多分、こう言ったんだと思う。でも私の英語聞き取り能力はかなり心配。先生、メモに書いていただけないでしょうか…。お願いすると嫌な顔ひとつせずに要点を書いてくれた。やさしい先生に感謝です。

待合室に戻ると、今日はこれで終わりですよと笑顔で言われ、お礼を言って出てきた。保険会社のキャッシュレス対応のクリニックだったため、一切お金はかからなかった。日本ではこの程度の鼻が出ると必ず何かお薬が出るので、何も貰わずに病院を後にした私たちはなんだか少し拍子抜け。今日はクリニック見学会のような感じになってしまったなあ。

家に帰ってきて今日のことをShihoさんに報告。どうもありがとう、Shihoさんがいなかったらきっと病院に行けなかったよ。
ケンシン坊はShioneちゃんとのお遊びに夢中。ほんとに楽しそうだね。そのうちLinaちゃんも帰ってきて、一層賑やかに。その姿を見て私は決心してしまったよ。ゴールデンウイークはハワイ島への変更に決定だ!

今日は3月3日のひな祭り。女の子のお節句だ。望月家でも1週間ぐらい前から吊るし雛やテーブルの上にお雛様を飾っている。今日はスペシャルなご飯を用意してくれるんだって、みんな、楽しみだね♪
さて待ちに待った夕食。ひな祭りスペシャルプレートがダイニングテーブルの上に並ぶ。わーっ、美しい、そして美味しそう!


レストランみたい♪

子供が2人いて、その上お客さんも2人いて、それだけでも大変なはずなのに更にこんな手をかけた料理を作ってくれるShihoさんを尊敬しちゃう。この他にもおかずを用意してくれてあって、みんなで美味しく食べました。ご馳走様!

夕飯のあと、今まで名前を呼べなかったケンシン坊が急に「Linaちゃん」「Shione」と呼べるようになった。なぜかShioneちゃんのことは呼び捨てなんだけど。坊は最近やっと単語を言えるようになってきたばかり。きのう出来なかったことが今日は出来る。子供の成長は早いものだなあ。



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