車はコケエ州立公園に入り、ノンストップで終点のカララウ展望台に着いた。（その先のプウオキラ展望台までは道路が閉鎖） カララウ渓谷を見渡せるこの展望台とプウオキラ展望台はカウアイの中でも最も好きな場所の1つ。スーパードライのダブルレインボーＣＭが撮影されたところは多分プウオキラなんだろうけど、ここだって十分感動しちゃうもんね！
それではまず腹ごしらえ。サンドイッチも美味しくって最高。こんな絶景と一緒にランチなんて、最高にシアワセだー！
ん〜何度見ても素晴らしい景色！
ご飯を食べたらさっさと撤収。だってもう3時過ぎなんだもん。トレイルのスタート地点はコケエロッジ方向へ戻る。車で行けば目と鼻の先。本日歩くトレイルは”カルアプヒ・トレイル”です。このトレイルは往復2.4マイル（約3.8km）のお手軽コース。今回はケンシン坊も一緒に歩いて楽しもうというのが目的だ。どこまで行けるかな？それじゃ初のコケエトレッキング、行ってみましょう。
歩き始めてすぐのところから花が咲いていて楽しいスタートとなった。ケンシン坊はじいじに似たのか花が大好きで、ハワイの花図鑑もよく眺めている。オヒアの林には赤い花、足元には菊のような小さな花、ちょっと脇にはバナナポカのピンクの花。そんなあちこち花がいっぱいの環境なので、彼はもうご機嫌。寄り道ばっかりで一向に前に進まない。
「あっ、あった〜。」
これが彼がいま大好きな言葉で、何か見つけるたびにこう言う。何があったんだ？おお、大好物のブラックベリーじゃないの。トレイル脇にはブラックベリーが実をつけているのをよく見かけた。こりゃ、楽しいわけだ。しかしね、ハイハイ、そろそろ前に進んでくださ〜い。
このトレイルはほとんどフラットで道幅が狭い所もあまりなく歩きやすい。しかも崖っぷちはないし、背の高い草が生い茂ってるなんてところもほとんどない。子供を安心して歩かせられる、まさに子連れにピッタリなコースだ。
脇にはブラックベリーがいっぱい。 |
バナナポカの実。花はピンクで美しい。 |
私のほうはと言うと…景色だけじゃなく植物にも目を向けてみると、全然違った歩き方ができて面白いんだなぁと実感。幸い今回は花や樹木に詳しいおとんが一緒だから植物ガイドをしてもらいながら歩いた。時々立ち止まりながら木々を観察したり写真やメモをとったりしていたのだが、これが子供が歩くペースと合ってちょうどいい。また、トレイルを歩いていて何もしなくても視界に飛び込んでくるのがグァバだ。私はまだグァバを生で食べたことがない。甘酸っぱくて美味しいみたいだから、一度は食べてみたいんだけど。
坊は結構長い距離を歩きました
しばらくするとトレイルの中間地点、T字路にさしかかった。時間を見るともう4時過ぎ。うわっ、このペースじゃ暗くなっちゃうよ。と、ここでせっかちなパパ登場。早速ケンシン坊を抱っこひもに入れて歩き始めた。空を見渡すとなんとなく夕方の日差しになってきたのが分かる。でも、今度は私とおとんが寄り道してるから、あんまりペースは変らないんだけどね。
鳥の姿は見えなかったけど声だけ楽しみながら夕方のトレイルを歩く。ほどなくしてトレイル終点のコケエロードに到着した。ここを右に行けばプウオキラ展望台。帰ってくる人も結構いる。天気もよかったし、最高の景色が望めたんじゃないかな、なんて考えると羨ましくなっちゃう。
トレイル本には”帰りは来た道を戻るのを薦める”と書かれていたので、おとんと私はトレイルを帰ることにした。パパとおかんとケンシン坊は暗くなると困るのでコケエロード経由で帰るとのこと。どっちのほうが早いかな？
シダ類も多い林の中
帰りのトレイルはぴょんぴょん走るように帰ってきた。日の光がますますオレンジ色になって斜めに差し込んでくる。林の中はほの暗くなってきてしまっている。さすがの私もちょっとドキドキ。しばらくして、「おとん、あんなとこに道があるよ？」 良く見ればそれはコケエロード。出発地点に戻ってきたのだった。なんだかちょっと拍子抜け。だって行きは1時間かけて歩いたけど、帰りはたったの30分。寄り道しすぎってことね。車に戻ってみると、コケエロード経由組は既に到着していた。
今日歩いたトレイルは素晴らしい眺望ということもないし、植物を観察しながら歩くというどちらかといえば地味なコース。だけど、コケエの森の豊かな恵みが感じられて私は気に入った。それにケンシン坊が喜んで歩いてくれたのが何よりだ。
山から見下ろすサンセットを楽しみにして車に乗り込んだ一同、下ってきた頃にはサンセットも終わってしまいがっかり。帰りはスーパーに寄って、夕飯は外食だね〜なんて話していた。でも、部屋に戻ってきたのは8時半すぎ。こんな時間から外食する？でも大丈夫、部屋の駐車場の向かいにあるカサデアミッチ。まだやってたよ。
行ったのはもう9時近くなので、さすがに店内は数組お客さんがいるだけだった。「まだいいですよ。ささ、どうぞ。」みたいな感じで、とっても歓迎ムード。ここはイタリアンのお店。メニューを見ても英語なのかイタリア語なのか分からない言葉がいっぱい。こりゃ参ったぞ。でもテーブルを担当して下さった方がとにかく親切で、他の人が頼んだメニューを持ってきては「これは○○よ」と一生懸命説明してくれる。私たちはパスタを2皿とスパイシー刺身、それからメニューには載せてないという子供用パスタを注文。食事と一緒についてきたガーリックトーストがサクサク美味しいらしくケンシン坊が喜んでかぶりついている。
（左）Scampi Di Amici $23 少し酸味があり野菜も入ったシーフード。美味しい！！
（右）Spicy Sashimi アヒのお刺身に辛口ソースをつけて食べます。これもイケる。
黒いキノコの入ったFettuccine Funghiというパスタと上の写真のシーフードパスタをみんなで取り分ける。私はエビが嫌いだからシーフードは避けてたけど、「パスタにはエビの香りがうつってないから食べてみて」と言うので渋々食べてみた。あれれ？美味しいよ！はっきり言ってキノコのほうより気に入っちゃった。ちょっと料金高めのお店だけど、今度きたらまたコレを頼みそう！
|
