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旅行準備

子連れ旅行が初めてだった我が家が一番力を注いだものといえば「準備」です。子供が生まれてからは旅行にも行ったことがなく、飛行機は勿論、電車すら乗ったことがありませんでしたから。子供のことを考えると旅行時期は日本とハワイの温度差がない夏がいいなと思ってましたが、都合で10月中旬になりました。

 航空券の予約

ここ何年かはずっと正規割引運賃のチケットを購入してます。このチケットだと事前に座席の細かい指定ができるからです。

座席は飛行機の機種によって違いますが、私たちの飛行機は3席-4席-3席の配置。通常、2歳未満の乳幼児は座席がもらえません(座席を1席確保するために料金を支払った場合を除きます)。しかし繁忙期でなければ隣が空席になることも多いので、その空席を子供の座席として使える場合があります。

ですから、我が家もそれを狙って3席のほうでなく4席のほうで座席指定しました(大人3名子供1名)。通路側から3席、スクリーン前です。スクリーン前の席は足が伸ばせる利点がありますが、肘掛けが上がらない・目がチカチカするなど賛否両論。けれど、我が家はここで良かったです。子供の座席もいただけました。

子どもがまだ小さい場合は簡易ベッド(バシュネット)を使わせてもらえます。うちの子は体重も身長も規定より大きくなってしまって予約させてもらえませんでした。

体重、身長、どちらか一方が規定オーバーしていてもいけないようです。ケンシン坊は11ヶ月ですが細身で標準より小さめ。けれど無理だったので、もっと月齢の小さな赤ちゃんでないと使えないかな。取り付けられる座席が数箇所しかないので早めの予約が必要です。各航空会社とも制限があるので、事前に問い合わせてみてください。


 米系航空会社と日系航空会社の様々な違い

11ヶ月の時には米系の飛行機に乗りました。我が家は以前からずっと米系に乗っていたからです。しかし、この次の旅行から日系に乗ることになりました。米系と日系は値段も旅行期間の設定なども違いますが、子連れとして乗ってみるともっと様々な違いに気づきました。

まず、子育てに関する習慣が日本とアメリカには差があり、それを大きく感じました。空港職員の方が仰っていましたが、ミルク用のお湯を冷ますのに普通の氷を入れてしまうことがあるそうです。日本ではミルクに使うお湯は沸騰させたものを冷まして使うように指導されます。市販のミネラル・ウォーターも避けるように言われる日本の子育て常識からいったら、氷で冷ますことは考えられません。離乳食は冷蔵庫から出したばかりのようなキンキンに冷えたものをポンと渡されました。

この時は帰国便だけビジネスクラスに乗り、日本人のCAさんが担当してくれて至れり尽くせりでした。そこで「離乳食が冷たすぎてお腹を壊しそうなので、常温ぐらいに戻していただくか、先に渡してもらえませんか」とお願いしたところ、早速アメリカ人のアテンダントさんに説明してくれました。しかし、一生懸命説明してくれているにも関わらず、「え?何故?」と分からない様子。理屈ではなく、お国柄の違いもあると思います。


 宿泊先の予約

パニオロ112

我が家はいつもコンドミニアム派。しかし今度はさらに居住性や環境などを考えて選びました。そして、決まったのが写真のコテージ。赤ちゃん連れではどうしても部屋にいる時間が長くなるので、部屋の居心地の良し悪しも旅行の満足度を左右するのではないかと思ったのです。

完全な一戸建てのコテージなので、階下や隣室への騒音も心配なし。洗濯機も乾燥機も時間を気にせず回せます。それになんといってもキッチンがあるのは大助かり。すぐにお湯の用意も出来るし、市販の離乳食がイマイチの時にも、ささっと作れるのは気分的にも楽ですね。


 レンタカーの予約

オアフ島なら車がなくてもなんとか楽しめるぐらいの交通手段がありますが、ネイバーとなるとそうはいきません。車を借りることになります。

たいていエコノミー車を予約するので、今回も同じグレードを予約しました。今回からはチャイルドシートが必要なのでそれも併せて予約。チャイルドシートは現地のカウンターで直接渡され、自分で取り付けます。シートカバーもきれいでした。

そうそう、予約したグレードはエコノミーでしたが、実際にはSUVがきました(写真:フォードのESCAPE)。こういったラッキーが時々あるんですよね。SUVは後ろに荷物が沢山載って便利なので、予算に余裕がある方にはお勧め。レンタカー会社によって車種が違うかもしれませんので確認してみてくださいね


 子供の旅行保険

私たちはクレジットカード付帯の旅行保険がついていたので良かったのですが、子供までは面倒を見てくれないカードでしたので、出発前に子供だけ新たに加入しました。こんな感じです。
 ・傷害死亡・後遺障害 100万円
 ・治療救援費用     200万円

死亡保障はいらないのですが、必ず付けないといけないとのことで最低の100万円。治療救援費用は大事ですね。あと携行品など他にもありましたが、必要なさそうなのでこの内容で加入しました。0歳、10日間で2,120円でした。母が良く知っている保険屋さんが家に来たのでついでに聞いてみると、「これで十分だと思いますよ」とのことでした。
※これは我が家の場合ですので、あくまでも参考程度にご覧下さい


 病院で薬をもらっておく

旅行先で体調を崩すこともあるかもしれませんので、念には念を…。ということでかかりつけの小児科の先生に旅行用の薬をもらいに行きました。先生は「じゃあ、この子と相性のいい、いつもの風邪薬を3日分出しておきますね。あと、下痢止めと解熱剤の坐薬も。」といって出してくれました。

1歳前の子を海外旅行に連れて行くなんて言ったら、怒られちゃうかな?と思ったけれど「気をつけて行って来てね。あんまり海で焼かないようにね。」なんて仰ってくれたのでホッとしました。あとは、赤ちゃんの病気のことが書いてある小冊子があるので、それを旅行に持って行くことにしました。

※白い粉薬は空港の検査官に麻薬と判断されるケースがあるようです。どうしても持っていかないといけない場合は、医師に英文で薬の成分を書いてもらう(数千円かかるようですが)ことをテレビでは薦めていました。市販薬の場合は箱を開封せずにそのまま持ち込むのが良いようです。我が家は今までにそういった検査をされたことはありませんが、そういうケースもあるんですね。
[2004年8月]


 日本製の離乳食は持って行けない!?

「農産物と野生物の持込みは不可」と、ここまではOK。ビーフジャーキーのような思いっきり肉というものは分かりやすいですが、ビーフエキスや牛乳もダメです。

いつもお世話になっているサイト”モーハワイ”さんによれば、カップヌードル(ビーフエキス入り)を3個持っていった学生さんが1500ドルの罰金を科せられたそうで…。

機内食の残り物のフルーツ等を持ち込むのもご法度だそうです。最近では鶏肉製品も持ち込み不可になりました。テロ後は規制が厳しくなっています。

持ち込みの食品類は成分表示をよく見てから購入しましょう。持ち込み禁止内容も時々変わるようなので事前にチェックするのが良さそうです。赤ちゃん連れはなるべく時間をかけずに空港のチェックを通過したいですよね。
[2004年8月]


 荷物のパッキング

テロ後の検査の厳しさも緩和されて、それほど厳しい検査はなくなりました。けれど荷物は今でも空港の係員がチェックする場合があるかも。持ち込みする食品類、特に持ち込みOKなのかあやふやなものは、税関申告書の申告欄に記入し、出しやすいような場所にひとまとめにして詰めると良いと思います。食品の名称は英語で書くので、事前に辞書などで調べてくると楽です。

我が家の場合は、食品類は必要ないと思われるものまで全部申告してしまいます。いらないものを書いて怒られることはないと思うけど、申告しないで持ち込み不可なものが見つかったら罰金だもの。
[2004年4月]

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